前編では、
靴下編みの基本的な流れや
必要な材料についてご紹介しました。
今回は、
初心者の方が一番難しいと思われている
かかとの編み方や
仕上げの方法について解説していきます。
靴下編みの不安が少しでも解消されると幸いです!
手順
かかと
かかと部分の準備
編む範囲を半分に分け、
かかと部分だけを編みます
(輪針の一方にある目)。
かかとの前半のの編み方
準備の段階で
二つに分けた目を往復編みで、
一段ごとにラップアンドターンをして
編んでいきます。
かかとの後半の編み方
ラップアンドターンをしながら
作り目と同数の目数まで減らしたら、
段消しをしながら
元の目数になるまで編んでいきます。
動画で一段づつ詳しく説明していますので
参考にしてください。
↓↓↓
足首部分
かかとが終わったら、また輪編みに戻ります。
足首の長さを調整
足首部分の長さは好みに応じて編みます。
ゴム編みで編んで、フィット感を良くしたり、
長めに編んでハイソックスにしたりと、
好みの長さまで編みます。
履き口(リブ編み)
最後に、履き口をリブ編みします。
リブ編みとは、
手編みでは「ゴム編」とも呼ばれ、
縦方向に同じ編み方が
連なっている編地です。
(例:1目ゴム編み、2目ゴム編み)
リブ編み高さ
通常2~3cm程度。
伏せ止め
靴下が締め付けられないように、
伸縮性のある伏せ止めなどを使用します。
ゴム編みをせずに
ゴムカタン糸を使って伸縮性を持たせた
伏せ方も紹介しています。
↓↓↓
最後に仕上げ
糸始末
とじ針を使い、
つま先(作り目)・履き口(伏せ目)の糸端を
編地に隠します。
仕上げ洗い
編んだ靴下を水通しすることで、
毛糸を整え、
編み目を安定させることができます。
以下は、水通しの基本的な手順です。
水通しの方法
準備するもの
中性洗剤(ウール用など優しい洗剤が最適)
洗面器やバケツ
タオル
平らな乾燥スペース(ソックブロッカーなど)
手順(1) 水を用意する
洗面器やバケツに
ぬるま湯(約30℃以下)を入れ、
少量の中性洗剤を溶かします。
ウール素材の場合は、熱いお湯を避けてください。
手順(2) 靴下を浸す
編んだ靴下をやさしくぬるま湯に浸します。
ゴシゴシ揉まず、
静かに沈めるようにして、
全体に水が行き渡るようにします。
浸す時間は5〜10分程度が目安です。
手順(3) 軽くすすぐ
洗剤の残りがないよう、
ぬるま湯で軽くすすぎます。
このときも揉まないように注意します。
数回水を替えながら、完全に洗剤を落としてください。
手順(4) 水気をとる
靴下を軽く絞るか、
タオルで挟むようにして水気を吸い取ります。
ねじると型崩れするので、
やさしく押し付ける程度にしましょう。
手順(5) 形を整えて干す
靴下を平らな場所に置き、
形を整えます。
乾燥スペースにはタオルを敷くと、
靴下が乾燥中に
伸びたり歪んだりしにくくなります。
直射日光を避け、
風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
ソックブロッカーに履かせて乾かすと
形も整って綺麗な仕上がりになります。
注意点
縮みを防ぐ
特に温度や摩擦に注意が必要です。
急激な温度変化や激しい揉み洗いは避けてください。
洗濯機で洗う場合は、
必ずネットに入れてください。
編み目を整える
干すときに編み目が均一になるよう、
指でやさしく整えると
仕上がりが美しくなります。
まとめ
練習に最適なサイズ:
子ども用や短い靴下が簡単。
おすすめ動画や本
図解付きの解説や
YouTubeを参考にすると失敗が少ない。
シンプルに始めて、
自分だけの靴下作りを楽しんでください!