「円編みに挑戦したけれど、器のように反ってしまった」
「どこで増し目をすればよいのか、途中でわからなくなる……」
そんな方に向けて、
この記事では細編みで平らな円を編む方法を、
輪の作り目から順番に説明します。
今回は、段の終わりを引き抜かず、
続けてぐるぐる編む方法です。
最初の目に目印を付ければ、
初心者さんでも段を見失いにくくなります。
円編みの基本は「1段ごとに6目増やす」
細編みの円編みでは、
1段目を6目で始め、
1段編むごとに6目ずつ増やすのが基本です。
| 段 | 編み方 | 目数 |
|---|---|---|
| 1段目 | 細編み6目 | 6目 |
| 2段目 | 増し目 × 6回 | 12目 |
| 3段目 | (細編み1目、増し目)× 6回 | 18目 |
| 4段目 | (細編み2目、増し目)× 6回 | 24目 |
| 5段目 | (細編み3目、増し目)× 6回 | 30目 |

「増し目」とは、
同じ目に細編みを2目入れることです。
毎段6か所で増し目をすると、
合計の目数が6目ずつ増えていきます。
毛糸の太さ、かぎ針の号数、編む手の強さによっては、
基本どおりでも少し反ったり波打ったりします。
途中で平らな場所に置き、
様子を見ながら調整しましょう。
用意するもの
| 道具・材料 | 選び方のポイント |
|---|---|
| 毛糸 | 明るい色・並太程度が見やすい。黒や毛足の長い毛糸は慣れてから |
| かぎ針 | 毛糸のラベルに書かれた号数に合わせる |
| 段数マーカー | 段の最初の目に付ける。色の違う短い毛糸でも代用できる |
| はさみ | 糸を切る |
| とじ針 | 最後の糸始末に使う |
初心者さんには、
編み目が見やすい明るい色・並太程度の毛糸がおすすめです。
かぎ針の号数選びに迷ったら、
かぎ針の号数と糸の対応表もあわせてご覧ください。
編み始める前に覚える言葉
細編み1目
前の段の1つの目に、細編みを1回編みます。
増し目
前の段の同じ目に、細編みを2回編みます。

増し目の2目は、
別々の目に入れるのではありません。
1目目を編み終えたら、
もう一度同じ場所に針を入れます。
1段目|輪の作り目に細編みを6目編む
最初に毛糸で輪を作ります。
輪の中へかぎ針を入れて糸を引き出し、
立ち上がりのくさり編みを1目編みましょう。
この立ち上がりは、今回の目数には数えません。
続けて、輪の中に細編みを6目編みます。
編み終わったら糸端をゆっくり引き、
中央の穴を締めます。
輪の作り目の作り方は、
動画でも解説しています。
↓↓↓
こちらは「がま口の作り方」の動画ですが、この中で輪の作り目の作り方を解説しています。
輪の作り目の部分だけでも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最初に編んだ細編みに段数マーカーを付けます。
ここが1段目の最初の目であり、
次の段で最初に針を入れる場所です。
1段目の目数:6目
2段目|すべての目を増し目にする
マーカーを外し、
その目に細編みを2目編みます。
これが増し目です。
編んだ2目のうち、
最初の1目へマーカーを付け直します。
この目が2段目の最初の目になります。
残りの5目にも、
それぞれ細編みを2目ずつ編みましょう。
「増し目」を合計6回行います。
残りの目を編み終えてマーカーへ戻ったら、
2段目の終わりです。
引き抜き編みはせず、
そのまま3段目へ進みます。
編み方:増し目 × 6回
2段目の目数:12目
3段目|「細編み1目、増し目」を繰り返す
3段目は、
次の2つを1セットとして6回繰り返します。
① 次の目に、細編みを1目
(最初の1目はあみ終わったらマーカーを付け直す)
② その次の目に、増し目(細編みを2目)
「1目、2目、1目、2目……」と入れていくイメージです。
編み方:(細編み1目、増し目)× 6回
3段目の目数:18目
4段目|「細編み2目、増し目」を繰り返す
4段目は、
細編みを1目ずつ2回編んでから、
次の目で増し目をします。
この3つを1セットとして6回繰り返します。
編み方:(細編み2目、増し目)× 6回
4段目の目数:24目
5段目|「細編み3目、増し目」を繰り返す
5段目は、
細編みを1目ずつ3回編んでから、
次の目で増し目をします。
この4つを1セットとして6回繰り返します。
編み方:(細編み3目、増し目)× 6回
5段目の目数:30目
ここまで編めたら、
平らな場所に置いて形を確認しましょう。
大きくしたい場合は、
同じ考え方で続けられます。
6段目:(細編み4目、増し目)× 6回 = 36目
7段目:(細編み5目、増し目)× 6回 = 42目
円が大きくなると、
増し目が縦に並んだ部分が角張って見えることがあります。
(同じ位置で増し目をしているので六角形になってます)
その場合は、
1周に6回という増し目の数は変えず、
増し目を入れる位置だけ少しずらすと丸く見えやすくなります。
(分散増し目)
円が反る・波打つときの直し方

器のように反る
増し目が足りないか、
きつく編みすぎている可能性があります。
① まず、指定の目数まで編めているか確認する
② 目数が合っている場合は、少しゆったり編む
③ それでも反る場合は、増し目を1〜2か所足して様子を見る
フリルのように波打つ
増し目が多いか、
ゆるく編みすぎている可能性があります。
① 同じ目へ誤って3目以上編んでいないか確認する
② 目数が多ければ、間違えた場所までほどいて編み直す
③ 目数が合っている場合は、増し目を1〜2か所減らして様子を見る
円編みでよくある質問
Q. 段の最初がわからなくなります
A. 段の最初の目には必ずマーカーを付けましょう。
マーカーの目まで戻ったら一度外し、
その目へ新しい段の最初の細編みを編みます。
編み終えたその目へ、マーカーを付け直してください。
Q. 目数が合いません
A. 1周編み終えるたびに数えるのが、
いちばん確実です。
数が合わないまま次へ進むと、
間違えた場所を探すのが難しくなります。
Q. 中央に穴が残ります
A. 糸端を少しずつ引いて締めます。
強く引いても閉じないときは、
糸が輪の中で絡んでいないか確認してください。
最後は糸端をとじ針で裏側へ通し、
ほどけないよう始末します。
Q. 6目で始めれば、必ず平らになりますか?
A. 6目は細編みで円を作るときの基本ですが、
必ずではありません。
毛糸とかぎ針の組み合わせや編む強さにより、
増し目の調整が必要な場合があります。
目数表と、実際の編み地の両方を見ながら進めましょう。
まとめ
細編みの円編みは、
次の3つを意識すると迷いにくくなります。
① 1段目は6目で始める
② 1段ごとに6目ずつ増やす
③ 各段の最初にマーカーを付け、1周ごとに目数を確認する
増し目の位置がわかると、
コースター、バッグの底、あみぐるみなど、
作れるものがぐんと増えます。
まずは5段の小さな円から、ゆっくり練習してみてください。
円編みの練習に役立つ参考書籍
あみぐるみの技法書
つくり目から増減目、糸始末、仕上げまでを網羅。円編みの増し目をきちんと理解したい方に。
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