編み図とは何か?初心者が最初に知るべきこと
編み図は編み物の「設計図」
編み図とは、
作品を編む手順を記号や図で表した
「設計図」です。
文章で手順を説明するよりも、
編み方を視覚的に伝えられるため、
効率よく編み進めることができます。
記号はひとつひとつが編み目や動作を表しています。
そのため、
記号を読めるようになれば、
言葉に頼らず編み方を理解できるようになります。
初心者が編み図に慣れることで、
自由に好きな作品にチャレンジできるようになります。
記号には意味がある 編み図の基本構造を知ろう
編み図は、
作品の形や編み進め方に応じて
さまざまな形式があります。
一般的には、
中心から外側に広がる「円形」や、
端から端へ進む「直線型」などが代表的です。
記号の種類によって、
「鎖編み」「細編み」「長編み」などを表現し、
その配置によって作品の立体感や模様が決まります。
記号を読む=「どこからどこへどう動くか」を理解することです。
記号と実際の動作をリンクさせるコツ
ただ記号を暗記しても、
実際の手の動作が理解できなければ意味がありません。
たとえば「長編み」の記号を見たときに、
「糸をかけて2回引き抜く動作」と
頭の中で再現できるようにすると覚えやすくなります。
記号と動作をセットで覚えるには、
動画などで視覚的に確認するのが効果的です。
▶ あみもの工房 Sheepl のYouTube
まず覚えたい基本記号の早見表
かぎ針編みでよく出てくる記号を、
動作とセットで表にまとめました。
最初はこの5つだけ覚えれば、多くの作品が編めるようになります。
| 記号のよび方 |
何をする編み目か |
手の動きのイメージ |
| 鎖編み(くさりあみ) |
編み地の土台になる基本の目 |
糸をかけて引き抜くだけ |
| 細編み(こまあみ) |
目が詰まった、しっかりした編み地 |
針を入れて糸をかけ、2ループを一度に引き抜く |
| 中長編み(ちゅうながあみ) |
細編みと長編みの中間の高さ |
先に糸をかけてから編む/3ループを一度に引き抜く |
| 長編み(ながあみ) |
背の高い、ふんわりした編み地 |
糸をかけて編み、2回に分けて引き抜く |
| 引き抜き編み |
段の始めや終わりをつなぐ |
針を入れて糸をかけ、そのまま引き抜く |
棒針編みの基本記号 早見表
棒針編みは「表編み」と「裏編み」の2つが基本です。
この2つの組み合わせで、
ゴム編み・メリヤス編みなど、ほとんどの模様ができています。
棒針編みは表編みと裏編みの2つが基本です。
| 記号 |
よび方 |
どう編む? |
| | |
表編み(メリヤス編み) |
手前から針を入れて、糸をかけて引き出す |
| − |
裏編み |
糸を手前に置き、向こう側から針を入れる |
| ○ |
かけ目 |
編まずに糸を針にかける。穴があく=目が1つ増える |
 |
左上2目一度 |
2目を一度に編んで1目減らす。左の目が上に重なります |
 |
右上2目一度 |
同じく1目減らす。こちらは右の目が上に重なります |
| ∨ |
すべり目 |
編まずに右の針へ移す |
この6つを覚えれば、ゴム編み・メリヤス編み・透かし編みまで読めるようになります。
数字やカッコの読み方
記号だけでなく、編み図のまわりに書かれた数字や記号にルールもあります。
| 表記 |
意味 |
例 |
| 段の数字 |
何段目かを表す。編み図の外側に並びます |
1・2・3… |
| ( )や[ ] |
中をひとまとまりとして、くり返す範囲 |
(表2、裏2)×5=20目ぶん |
| ×□ / rep |
くり返す回数 |
×5=5回くり返す |
| 矢印 |
編み進む方向 |
右から左、次の段は左から右 |
| 太線・囲み |
1模様ぶんの範囲(パターンリピート) |
この中を横にくり返す |
英文パターンの略語は こちらの記事 にまとめています。
編み図の読み方ステップガイド【かぎ針編み編】
読み始める前に確認すること
まずは、編み図の「どこがスタートか」を探します。
編み図の「外側へ向かって段を重ねていく構造」や、
「どこに立ち上がりがあるか」も確認しておくと安心です。
段の方向・始まりの位置を見極める方法
かぎ針編みは、
段ごとの方向は矢印や数字で示されていることが多く、
それに従って追っていきます。
記号がどの順番で並んでいるかを、
目線でなぞりながら読む癖をつけましょう。
かぎ針編みでつまずきやすいポイント
「立ち上がりの位置」を間違えてずれる。
記号を飛ばしてしまい、目数や段数が合わなくなる。
最後の目を引き抜かずに終わってしまう。
(引き抜く場所がわからなくなる)
こうしたミスを防ぐには、
段を進めるたびに目の数を数える
(マーカーなどをつける)
習慣をつけましょう。
▶ 小学生向け!かんたん編み物入門ガイド〜道具・編み方・おすすめアイテム〜
棒針編みの編み図はここが違う!読み方の注意点
棒針編みの記号と進行方向の違い
棒針編みでは、
編み図は「左から右」「右から左」と
交互に読みます。
1段目は右から左、
2段目は左から右と進んでいきます。
また、表編み(|)や裏編み(−)など、
裏表で記号とは逆の編み方をするので
注意が必要です。
編み図の読み間違いを防ぐコツ
棒針編みで間違えやすいのは、
「裏編み」と「表編み」を間違える。
模様編みで段数がずれると全体が崩れる。
こういった間違いを防ぐには、
段ごとに印をつける、
マーカーを使うなどして
視覚的に補助すると読み間違いを減らせます。
間違えたときのリカバリー方法
間違いに気づいたら、
該当段までほどくのが基本です。
ただし、
ほどきすぎて編み直しになるのを防ぐため、
数段ごとに「マーカー」などを入れておくと安心です。
▶ 編み物の道具 初心者向け7選|必要なものと使い方を完全解説
正しく読めているかチェックするコツ
編み図と作品の形が一致しているか確認する。
1段ごとに記号と実際の目が合っているかチェック。
段の終わりごとに、目の数をカウント。
読み間違いを防ぐ道具
編み図の読み間違いは、気をつけるより「見える化」で、ぐっと減らせます。
「いま何段目か」「どこをくり返しているか」を、道具に覚えてもらいましょう。
| 道具 |
編み図でどう使う |
ショップ |
| マステ型ポイントメモ |
編み図に直接貼れる付箋。「いまここ」の印や、注意点の書き込みに。ハサミ要らずで切り離せます |
見る |
| 段かぞえマーカー |
編んでいる段に印をつけます。薄型で、細い糸にも通しやすいタイプ |
見る |
| 目数リング |
模様のくり返しごとに入れておくと、ずれた段がすぐわかります。20個入り |
見る |
| 5mm方眼ノート |
編み図を書き写したり、目数・段数のメモに。A5サイズ |
見る |
| 電卓付き電子メモ |
目数の割り出しとメモを、その場で。書いて消せる4.4インチ |
見る |
| クリアクイックゲージ |
10cm角の窓をあてて、目数・段数を数えられます |
見る |
とくにマステ型ポイントメモは、編み図に貼れるので相性がいいです。
「どこまで編んだか」を紙の上に残せるので、翌日つづきから編むときに迷いません。
編み図を読みこなすための練習方法と便利ツール
印刷・アプリ・動画で効率よく覚える方法
編み図をPDFでダウンロードして拡大表示。
フリーパターン掲載ブログ
⬇️
▶ Sheeplの無料編み図(フリーパターン)一覧
YouTubeで記号ごとの動作をチェック。
⬇️
▶ あみもの工房 Sheepl のYouTubeチャンネル
スマホやタブレットを活用して、
実際の動きと編み図を
同時に確認すると習得が早くなります。
独学を続けるためのコツとモチベーション維持法
1日1記号ずつ覚えて小さな達成感を積み上げる。
SNSで完成作品をシェアする。
同じパターンを何度も繰り返し編むことで感覚を身につける。
▶ Sheepl の Instagram(@sheeplsheepl)
楽しく続けられる工夫を取り入れながら、
少しずつステップアップしていきましょう。