初心者の悩みを解決!編み図の読み方とよくある間違い

HOWと書かれた木のブロック。「編み図の読み方 よくある間違いと、防ぐ道具」の文字 item

編み図が読めなくて挫折しそう…そんな悩みありませんか?

編み図を見るだけで混乱してしまう
記号の意味が分からず、先に進めない
どこから読めばいいのかすら分からない

初心者が、
編み図に苦手意識を持つのはよくあることです。
でも、このまま放置すると
「編み物=難しい」と思い込んでしまい、
せっかくの楽しさを味わえなくなるかもしれません。

「図って難しそう…」と感じる方でも、
読み順やよく使う記号のルールがわかれば、
編み図はもっと身近になります

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編み図とは何か?初心者が最初に知るべきこと

編み図は編み物の「設計図」

編み図とは、
作品を編む手順を記号や図で表した
「設計図」です。
文章で手順を説明するよりも、
編み方を視覚的に伝えられるため、
効率よく編み進めることができます。

記号はひとつひとつが編み目や動作を表しています。
そのため、
記号を読めるようになれば、
言葉に頼らず編み方を理解できるようになります。

初心者が編み図に慣れることで、
自由に好きな作品にチャレンジできるようになります。

記号には意味がある 編み図の基本構造を知ろう

編み図は、
作品の形や編み進め方に応じて
さまざまな形式があります。
一般的には、
中心から外側に広がる「円形」や、
端から端へ進む「直線型」などが代表的です。

記号の種類によって、
「鎖編み」「細編み」「長編み」などを表現し、
その配置によって作品の立体感や模様が決まります。

記号を読む=「どこからどこへどう動くか」を理解することです。

記号と実際の動作をリンクさせるコツ

ただ記号を暗記しても、
実際の手の動作が理解できなければ意味がありません。

たとえば「長編み」の記号を見たときに、
「糸をかけて2回引き抜く動作」と
頭の中で再現できるようにすると覚えやすくなります。

記号と動作をセットで覚えるには、
動画などで視覚的に確認するのが効果的です。

▶ あみもの工房 Sheepl のYouTube

まず覚えたい基本記号の早見表

かぎ針編みでよく出てくる記号を、
動作とセットで表にまとめました。
最初はこの5つだけ覚えれば、多くの作品が編めるようになります。

記号のよび方 何をする編み目か 手の動きのイメージ
鎖編み(くさりあみ) 編み地の土台になる基本の目 糸をかけて引き抜くだけ
細編み(こまあみ) 目が詰まった、しっかりした編み地 針を入れて糸をかけ、2ループを一度に引き抜く
中長編み(ちゅうながあみ) 細編みと長編みの中間の高さ 先に糸をかけてから編む/3ループを一度に引き抜く
長編み(ながあみ) 背の高い、ふんわりした編み地 糸をかけて編み、2回に分けて引き抜く
引き抜き編み 段の始めや終わりをつなぐ 針を入れて糸をかけ、そのまま引き抜く

棒針編みの基本記号 早見表

棒針編みは「表編み」と「裏編み」の2つが基本です。
この2つの組み合わせで、
ゴム編み・メリヤス編みなど、ほとんどの模様ができています。

棒針編みは表編みと裏編みの2つが基本です。

記号 よび方 どう編む?
| 表編み(メリヤス編み) 手前から針を入れて、糸をかけて引き出す
− 裏編み 糸を手前に置き、向こう側から針を入れる
○ かけ目 編まずに糸を針にかける。穴があく=目が1つ増える
左上2目一度 左上2目一度 2目を一度に編んで1目減らす。左の目が上に重なります
右上2目一度 右上2目一度 同じく1目減らす。こちらは右の目が上に重なります
∨ すべり目 編まずに右の針へ移す

この6つを覚えれば、ゴム編み・メリヤス編み・透かし編みまで読めるようになります。

数字やカッコの読み方

記号だけでなく、編み図のまわりに書かれた数字や記号にルールもあります。

表記 意味 例
段の数字 何段目かを表す。編み図の外側に並びます 1・2・3…
( )や[ ] 中をひとまとまりとして、くり返す範囲 (表2、裏2)×5=20目ぶん
×□ / rep くり返す回数 ×5=5回くり返す
矢印 編み進む方向 右から左、次の段は左から右
太線・囲み 1模様ぶんの範囲(パターンリピート) この中を横にくり返す

英文パターンの略語は こちらの記事 にまとめています。

編み図の読み方ステップガイド【かぎ針編み編】

読み始める前に確認すること

まずは、編み図の「どこがスタートか」を探します。

編み図の「外側へ向かって段を重ねていく構造」や、
「どこに立ち上がりがあるか」も確認しておくと安心です。

段の方向・始まりの位置を見極める方法

かぎ針編みは、
段ごとの方向は矢印や数字で示されていることが多く、
それに従って追っていきます。

記号がどの順番で並んでいるかを、
目線でなぞりながら読む癖をつけましょう。

かぎ針編みでつまずきやすいポイント

「立ち上がりの位置」を間違えてずれる。
記号を飛ばしてしまい、目数や段数が合わなくなる。
最後の目を引き抜かずに終わってしまう。
(引き抜く場所がわからなくなる)

こうしたミスを防ぐには、
段を進めるたびに目の数を数える
(マーカーなどをつける)
習慣をつけましょう。

▶ 小学生向け!かんたん編み物入門ガイド〜道具・編み方・おすすめアイテム〜

棒針編みの編み図はここが違う!読み方の注意点

棒針編みの記号と進行方向の違い

棒針編みでは、
編み図は「左から右」「右から左」と
交互に読みます。
1段目は右から左、
2段目は左から右と進んでいきます。

また、表編み(|)や裏編み(−)など、
裏表で記号とは逆の編み方をするので
注意が必要です。

編み図の読み間違いを防ぐコツ

棒針編みで間違えやすいのは、
「裏編み」と「表編み」を間違える。
模様編みで段数がずれると全体が崩れる。

こういった間違いを防ぐには、
段ごとに印をつける、
マーカーを使うなどして
視覚的に補助すると読み間違いを減らせます。

間違えたときのリカバリー方法

間違いに気づいたら、
該当段までほどくのが基本です。
ただし、
ほどきすぎて編み直しになるのを防ぐため、
数段ごとに「マーカー」などを入れておくと安心です。

▶ 編み物の道具 初心者向け7選|必要なものと使い方を完全解説

正しく読めているかチェックするコツ

編み図と作品の形が一致しているか確認する。
1段ごとに記号と実際の目が合っているかチェック。
段の終わりごとに、目の数をカウント。

読み間違いを防ぐ道具

編み図の読み間違いは、気をつけるより「見える化」で、ぐっと減らせます。

「いま何段目か」「どこをくり返しているか」を、道具に覚えてもらいましょう。

道具 編み図でどう使う ショップ
マステ型ポイントメモ 編み図に直接貼れる付箋。「いまここ」の印や、注意点の書き込みに。ハサミ要らずで切り離せます 見る
段かぞえマーカー 編んでいる段に印をつけます。薄型で、細い糸にも通しやすいタイプ 見る
目数リング 模様のくり返しごとに入れておくと、ずれた段がすぐわかります。20個入り 見る
5mm方眼ノート 編み図を書き写したり、目数・段数のメモに。A5サイズ 見る
電卓付き電子メモ 目数の割り出しとメモを、その場で。書いて消せる4.4インチ 見る
クリアクイックゲージ 10cm角の窓をあてて、目数・段数を数えられます 見る

とくにマステ型ポイントメモは、編み図に貼れるので相性がいいです。

「どこまで編んだか」を紙の上に残せるので、翌日つづきから編むときに迷いません。

編み図を読みこなすための練習方法と便利ツール

印刷・アプリ・動画で効率よく覚える方法

編み図をPDFでダウンロードして拡大表示。
フリーパターン掲載ブログ
⬇️

▶ Sheeplの無料編み図(フリーパターン)一覧

YouTubeで記号ごとの動作をチェック。
⬇️

▶ あみもの工房 Sheepl のYouTubeチャンネル

スマホやタブレットを活用して、
実際の動きと編み図を
同時に確認すると習得が早くなります。

独学を続けるためのコツとモチベーション維持法

1日1記号ずつ覚えて小さな達成感を積み上げる。
SNSで完成作品をシェアする。
同じパターンを何度も繰り返し編むことで感覚を身につける。

▶ Sheepl の Instagram(@sheeplsheepl)

楽しく続けられる工夫を取り入れながら、
少しずつステップアップしていきましょう。

読む力がつく、3ステップの練習

ステップ やること ねらい
1 小さなモチーフを1枚だけ編む 編み図の最初から最後までを一巡させる
2 同じ編み図をもう1枚編む 記号を見た瞬間に手が動くようにする
3 別の編み図で同じ記号を探す 記号が作品を変えても同じだと体感する

新しい編み図を次々に試すより、同じ編み図をくり返すのが、いちばんの近道です。

練習に使いやすい糸と針

練習では、明るい色で、毛羽の少ない糸を選ぶと記号と目が見比べやすくなります。

おすすめ 理由 ショップ
糸 Double Knitting(DK) 編み目が大きく、記号との対応を確かめやすい 見る
糸 Fingering Cotton コットン混で毛羽が少なく、目がはっきり見えます 見る
針 Sheepl original 輪針 80cm 目が落ちにくく、編みかけのまま置いておけます 見る

編み図についてよくある質問Q&A

Q. 編み図と文章の説明(英文パターンなど)、どちらで覚えるべき?

A. まずは記号の編み図に慣れるのがおすすめです。日本の本や無料レシピは記号図式が多く、一度読めるようになると応用がききます。

Q. 記号がどうしても覚えられません。

A. 一度に全部覚える必要はありません。作品に出てくる記号だけを、その都度確認すればOKです。編みながら「この記号は何だっけ」と調べるうちに、自然と手が覚えていきます。

Q. 編み図のどこから読み始めるか分かりません。

A. かぎ針編みは中心(または右下)から、棒針編みは右下から読むのが基本です。多くの編み図には「1」という段数や矢印が書かれているので、まずそこを探しましょう。

Q. 段の途中で分からなくなってしまいます。

A. 編んでいる段にマーカー(目印のクリップ)や定規を当てて、今どの段を編んでいるかを見える化すると迷いにくくなります。

Q. 編み図の記号は、本によって違いますか?

A. 日本の編み図はJIS記号でほぼ統一されているので、本が変わっても同じように読めます。海外のパターンは記号ではなく文章で書かれることが多いです。

Q. かぎ針と棒針、どちらの編み図から覚えるといいですか?

A. かぎ針がおすすめです。記号がそのまま編み地の形に見えるので、図と作品を見比べやすく、間違いにも気づきやすいためです。

Q. 目数が合わないときは、どこを疑えばいいですか?

A. まずかけ目と2目一度です。この2つは増減とセットになっていることが多く、片方だけ飛ばすと目数がずれます。

まとめ|編み図の読み方は「基本+練習」で必ず身につく

編み図の記号は、
最初は複雑に見えても、
「意味を理解しながら練習すること」で
確実に読み取れるようになります。

最初はうまくいかなくても大丈夫です。
必要なのは、
ひとつずつ覚えて、
実際に手を動かすことだけ。

自分のペースで練習しながら、
少しずつ「読める・編める」を増やしていきましょう。

参考書籍

編み図の読み方を、手元でじっくり確かめたい方へ。

かぎ針編みの 編み図が読めるようになる本 かぎ針編みの 編み図が読めるようになる本
まず1冊選ぶなら、こちら。写真・動画・イラストで、編み図の読み方をひとつずつたどれます。
棒針編みの編み図が読めるようになる本 棒針編みの編み図が読めるようになる本
同じシリーズの棒針版。段ごとに読む向きが変わる棒針の編み図を、順を追って解説しています。
新装版 かぎ針編みの編み目記号 新装版 かぎ針編みの編み目記号
記号を引くための一冊。持ち運びやすいサイズです。棒針編みの編み目記号もあります。

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