「編み物を始めてみたい」と思っても、
どんな道具が必要なのかわからずに
戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回は、
初めて編み物に挑戦する方に向けて、
最初に揃えておきたい基本の道具を
まとめてご紹介します。
これさえあれば、
すぐにスタートできます。
じつは「編みたいものを決めるのが先」です
道具の話に入る前に、ひとつだけ。
編み物の道具は、「何を編みたいか」で決まります。
先に道具をそろえてしまうと、
いざ編みたい作品が見つかったときに合わないことがあるのです。
| すること | |
|---|---|
| 1 | SNSや動画で「これ編みたい」という作品を見つける |
| 2 | その作品の編み図(編み方)を手に入れる |
| 3 | 編み図に書かれている糸・使用量・針の号数をそろえる |
編み図は、いわば作品の設計図です。
使う糸の種類と量、棒針なのかかぎ針なのか、
何号を使うのかが書かれています。
ここを見れば、買うものが決まります。
※動画だけで公開されていて、
編み図がついていない作品もあります。
その場合は動画のなかで使用する糸と針が紹介されていることが多いので、
確認してみてください。
この話は、YouTubeライブでもお話ししました
「これから編み物を始めるのに、何を買えばいいの?」というテーマで、
ライブ配信でもお答えしました。
【衝撃】えぇ!?それだけでいいの?
実物の毛糸や針を見せながら話しているので、
太さの違いや輪ゴムの使い方は、
動画のほうがわかりやすいかもしれません。
ライブは毎日配信しています。編みながら、
ラジオがわりに聞いていただけたらうれしいです。
棒針・かぎ針
編み物の基本道具といえば、
棒針かかぎ針です。
初心者には4〜6号程度の太さが扱いやすくおすすめです。
どちらから始めるかは、
作りたい作品によって選びましょう。
初めての方は、
まずどちらか1種類に絞って始めると
上達しやすいです。
かぎ針をそろえるなら
Sheeplではチューリップの「エティモ」シリーズを取り扱っています。
クッショングリップ付きで手が疲れにくく、長く使えるかぎ針です。
そしてもうひとつ、
クロバーの「アミュレ(Amure)」も使いやすいかぎ針です。
こちらはAmazonで手に入ります。
| かぎ針 | どこで買える | ひとこと | リンク |
|---|---|---|---|
| チューリップ エティモ |
Sheeplで販売しています | クッショングリップ付き。手になじむ定番のかぎ針です | ショップで見る |
| クロバー アミュレ |
Amazonで購入できます | やわらかいグリップと、号数ごとの色分けがわかりやすい | Amazonで見る |
アミュレは号数ごとに色が分かれているので、
何本か持っていても見分けやすいのがうれしいところ。
日本製という安心感もあります。
まず1本だけ買うなら5/0号。
並太の毛糸に合う太さで、
小物からバッグまで幅広く使えます。
「いろいろな作品に挑戦したい」という方は、
2/0〜10/0号がそろった8本セットもあります。
そのつど買い足す手間がありません。
どちらを選んでも大丈夫ですし、
まずは100円ショップのかぎ針で始めていただいても構いません。
編むのが楽しくなってきたころに、買い替えを考えてみてください。
棒針には3つの種類があります
棒針は、形がいくつかあります。
作りたいものによって使い分けるので、
最初に知っておくと選びやすくなります。
| 種類 | 特徴 | 向いている作品 |
|---|---|---|
| 玉付き2本針 | 片端に玉がついていて目が落ちにくい。いちばん基本の形 | マフラー・コースターなど平らに編むもの |
| 4本針・5本針 | 両端がとがった短い針。輪に編める | 靴下・帽子・手袋 |
| 輪針 | 2本の針をコードでつないだ形。平らにも輪にも編める | セーター・大きなショール・靴下 |
▶ Sheepl original 80cm輪針(BASE)
針の号数と糸の太さの目安
針の号数は、
数字が大きいほど太くなります。
糸の太さと合っていないと、
編み地がすかすかになったり固くなったりするので、
まずは目安を知っておきましょう。
| 糸の太さ | 棒針 | かぎ針 |
|---|---|---|
| 合太 | 4〜5号 | 4/0〜5/0号 |
| 並太 | 6〜8号 | 5/0〜7/0号 |
| 極太 | 10〜13号 | 7/0〜8/0号 |
いちばん確実なのは、
毛糸のラベルに書かれている「参考使用針」を見ることです。
ラベルの読み方さえ覚えておけば、どの糸でも迷いません。
かぎ針の号数については、
こちらの記事で詳しくまとめています。
毛糸の選び方
道具と同じくらい重要なのが、
毛糸の選び方です。
初心者には、
太めでふんわりした毛糸が編みやすいのでおすすめです。
細すぎると針に通しにくく、
目が見えづらくなることがあります。
また、
明るい色の毛糸は目数を数えやすいので、
初めての方には特に向いています。
ウール素材はほどよく伸びがあり、
失敗してもほどきやすいのもポイントです。
その他あると便利な道具
棒針・かぎ針・毛糸の他に、
あると便利な道具もご紹介します。
目数リング(ステッチマーカー)は、
目数を数えるときに役立ちます。
とじ針(縫い針の太いもの)は、
糸の始末をするときに必要です。
また、ハサミと定規も準備しておくと安心です。
慣れてきたら段数マーカーや糸通しなど、
便利グッズを少しずつ揃えていくのも楽しいですね。
編みかけの目が落ちるのを防ぐには
編み物を始めて、多くの方がぶつかるのがこれです。
編みかけのまま置いておいたら、
針から目がすっぽ抜けて、何段もほどけてしまった。
せっかく編んだところが台無しになって、
続ける気力がなくなってしまう——よくある話です。
これ、専用の道具を買わなくても防げます。輪ゴムで十分です。
| やり方 | 針の先に輪ゴムをぐるぐると巻きつけるだけ |
| 効果 | ゴムが引っかかって、目が抜けなくなります |
| あるとよい専用品 | ニードルキャップ(針キャップ)。かわいいデザインのものもあります |
まずはお家にある輪ゴムで大丈夫です。
編み物を続けるうちに「もっとかわいいものがほしい」と思ったら、
専用のキャップを買い足してみてください。
100円ショップのものから始めても大丈夫
「いい道具じゃないと編めないのでは」と思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。
100円ショップには毛糸も棒針もかぎ針もそろっています。
まずはそこから始めていただいて、まったく問題ありません。
実際、質のよいものもたくさんあります。
ただ、編むのが楽しくなってくると、
だんだん欲が出てきます。
手になじむ針がほしい、
目数リングもかわいいものがいい——
そのときに少しずつ買い替えていけば十分です。
道具でテンションが上がるのも、
編み物を続けるコツです。
キラキラした目数リングひとつでも、
編む時間が楽しくなりますよ。
必須道具の早見表
| 道具 | 主な用途 | 優先度 |
|---|---|---|
| 棒針 または かぎ針 | 編むための基本の針。まずはどちらか1種類 | 必須 |
| 毛糸 | 太めでふんわりした明るい色が編みやすい | 必須 |
| とじ針 | 編み終わりの糸始末・パーツのとじはぎ | 必須 |
| ハサミ | 糸切り用。小ぶりな手芸用が使いやすい | 必須 |
| 目数リング | 段の目印・目数のカウントに | あると便利 |
| メジャー・ものさし | 編み地のサイズやゲージの確認に | あると便利 |
道具を揃える順番
いちどに全部そろえる必要はありません。
おすすめの順番はこちらです。
| 順番 | 揃えるもの | タイミング |
|---|---|---|
| 1 | 針・毛糸・ハサミ・とじ針 | 編み始める前に |
| 2 | 目数リング・メジャー | 模様編みやサイズのある作品に挑戦するとき |
| 3 | 段数マーカー・輪針 | 増し目・減目のある作品や、輪に編む作品を編むとき |
| 4 | ニットゲージ・毛糸ケース | 編むのが習慣になってきたら |
道具は「必要になったときに買い足す」で十分。
使う場面がわかってから買うほうが、
自分に合ったものを選べます。
針が折れてしまったら
竹の編み針は、力の入れ方によっては折れてしまうことがあります。
編みはじめのころは手にぎゅっと力が入りやすいので、なおさらです。
Sheeplでご購入いただいた竹針は、
折れてしまった場合、無償で交換いたします。
| 内容 | |
|---|---|
| 送り方 | 折れた針を封筒に入れて、Sheeplまでお送りください。緩衝材で包む必要はありません |
| 送料 | お送りいただく分のみご負担ください(普通郵便で大丈夫です)。こちらからの返送は当店で負担します |
| 発送 | 基本的に、受け取った翌日には新しいものを発送します |
| 回数 | 交換したものがまた折れても、何度でも交換します |
| 折れていなくても | 使い込んで先が丸くなった・竹がしなってきた場合も交換の対象です |
Sheeplの竹針は、奈良・高山(茶筌で知られる産地)で作っていただいています。
職人さんの手による、
品質にとても自信のある針です。
だからこそ、この保証をお付けしています。
なお、交換できるのはSheeplでご購入いただいた針のみです。
他社さんの針はお受けできませんので、ご了承ください。
よくある質問
Q. 棒針とかぎ針、どちらから始めるのがいいですか?
A. 作りたいものがマフラーやセーターなら棒針、
小物やあみぐるみならかぎ針がおすすめです。
道具がシンプルで扱いやすいのはかぎ針。
迷ったら、作ってみたい作品から逆算して選びましょう。
Q. 針の太さ(号数)はどれを選べばいいですか?
A. 毛糸のラベルに「参考使用針」が書いてあるので、
それに合わせるのが基本です。
初心者さんは棒針なら4〜6号、
かぎ針なら5/0〜7/0号くらいの太さが扱いやすいです。
Q. 竹の針と金属の針、どちらがいいですか?
A. 初心者さんには竹(木製)の針がおすすめです。
目がすべりにくく、
編みかけの目が落ちにくいので安心して編めます。
慣れてきてスピードを出したくなったら、
すべりのよい金属の針も試してみてください。
Q. とじ針は普通の縫い針ではだめですか?
A. とじ針は先が丸くて穴が大きいのが特徴です。
毛糸が通りやすく、編み地の糸を割らずに通せます。
縫い針では毛糸が通らないので、専用のものをご用意ください。
Q. 編み図はどこで手に入りますか?
A. 手芸店や書籍のほか、オンラインでもダウンロード販売されています。
Sheeplでもオリジナルの編み図を販売しているほか、
YouTubeで編み方を公開しているものもあります。
Q. 輪針は初心者には難しいですか?
A. そんなことはありません。
むしろ1本あれば、
靴下からセーター、ストールまで大体のものが編めます。
Sheeplでも輪針をメインに使っています。
平らに編むこともできるので、
最初の1本としても十分おすすめできます。
Q. 太い糸と細い糸、どちらから始めるといいですか?
A. 太めの糸(DK・並太程度)からがおすすめです。
目が大きくて数えやすく、
編み進むのも早いので、達成感を得やすいです。
まとめ
編み物を始めるにあたって、
最初から全部揃える必要はありません。
まずは針・毛糸・ハサミ・とじ針の
4点を揃えれば十分です。
少しずつ道具を増やしながら、
編み物ライフを楽しんでいきましょう。
参考書籍(Amazon)
輪針でつくる 手編みのアイテム
輪針を使ったニットアイテムが30点収録。
靴下から帽子・バッグまで輪針の可能性が広がる一冊です。
これ1冊できちんとわかる 棒針編みの基本BOOK
道具の持ち方から作品づくりまで、ステップ式で学べる棒針編みの入門書です。
いちばんわかりやすい かぎ針編みの基礎BOOK
大きな写真と85種の編み目記号で、かぎ針派の最初の1冊にぴったりです。
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