編み物を始めたばかりの方にとって、
専門用語は少し難しく感じるかもしれません。
中でも「ローゲージ」や「ハイゲージ」という言葉は、
よく出てくるのに意味がよくわからない…という方も
多いのではないでしょうか?
ゲージってなに?
「ゲージ(gauge)」とは、
10cm四方の中に、
何目(横)・何段(縦)の編み目があるかを測ったものです。
これは、編み図どおりのサイズで仕上げるためにとても重要です。
ゲージについての記事はこちら⬇️
▶ 編み物のゲージの取り方|初心者向けわかりやすく解説【失敗しないコツ】
▶ ゲージとは?編み物の仕上がりを左右する基礎知識と合わせ方のコツ(ニット計算ツールつき)
セーターを編む時にゲージが合っていないと、
大きすぎたり小さすぎたりしてしまいます。
作品を作る前に「ゲージを取る」ことが推奨されています。
ゲージを測るのに便利なアイテム⬇️
▶ チューリップ クリアクイックゲージ カッター付きあみ針ゲージ
ローゲージとハイゲージの違い
ひと言でいうと、糸に対して針が太いか、細いかの違いです。
| ローゲージ | ハイゲージ | |
|---|---|---|
| 針 | 糸に対して太い | 糸に対して細い |
| 編み目 | 大きく粗い | 小さく細かい |
| 10cmの目数 | 少ない(例 12目) | 多い(例 28目) |
| 風合い | ざっくり・ふんわり | なめらか・上品 |
| 編む速さ | 速い | ゆっくり |
| 向く作品 | マフラー・ざっくりニット・帽子 | セーター・靴下・ショール |
| 初心者には | おすすめ(目が数えやすい) | 慣れてから |
「ゲージが低い=目数が少ない」のでローゲージ、
「ゲージが高い=目数が多い」のでハイゲージ。
ゲージ=10cmに入る目数と覚えると迷いません。
ローゲージ(Low Gauge)
使用糸に対して、大きな(太い)編み針を使います。
編み目が粗く、ざっくりとした風合い。
編むスピードが速く、大きな作品にも向いています。
ハイゲージ(High Gauge)
使用糸に対して、小さな(細い)編み針を使います。
編み目が細かく、繊細で滑らかな仕上がりに。
時間はかかりますが、仕上がりがとても上品。
どのくらいの太さから「ローゲージ」?
ローゲージ・ハイゲージは糸に対しての相対的な呼び方なので、
「何号以上ならローゲージ」という決まりはありません。
同じ糸でも、針を太くすればローゲージ、細くすればハイゲージになります。
とはいえ目安があると選びやすいので、よくある組み合わせをまとめました。
| 糸の太さ | 標準的な針(ラベル表示) | ローゲージにするなら |
|---|---|---|
| 中細 | 3〜4号 | 6〜8号 |
| 合太 | 5〜6号 | 8〜10号 |
| 並太 | 6〜8号 | 10〜13号 |
| 極太 | 10〜13号 | 15号〜7mm |
| 超極太 | 15号〜8mm | 8mm以上 |
Sheeplオリジナルの輪針は12号まであります
ローゲージを試すのに、いきなりジャンボ針を買う必要はありません。
まずは12号(5.7mm)まで揃っていれば十分です。
Sheeplオリジナルの輪針は0号〜12号。
竹製で軽く、コードがやわらかいので、太い号数でも手になじみます。
並太の糸を10〜12号で編めば、それだけでローゲージなので、
「いつもの糸で、号数だけ上げてみる」のがいちばん手軽なローゲージ体験です。
長さは6種類。作りたいものに合わせて
| 長さ | 向いている作品 | ショップ |
|---|---|---|
| 23cm | 靴下・手袋・袖口の輪編みに | ショップで見る |
| 40cm | 帽子・スヌードに | ショップで見る |
| 60cm | ベスト・小さめのセーターに | ショップで見る |
| 80cm | セーター・マジックループの靴下に | ショップで見る |
| 100cm | 大きめのセーター・ショールに | ショップで見る |
| 120cm | 大判ショール・ブランケットに | ショップで見る |
どの長さも0号〜12号から選べます。
本数が増えてきたら、輪針ケース にまとめておくと探しやすくなります。
12号より太いサイズが欲しくなったら、次にご紹介する切り替え式(13号・15号・7mm・8mm)へ進んでみてください。
ローゲージを編むなら、7mm・8mmの輪針が便利です
太い棒針で長いものを編むと手首に負担がかかるので、
輪針を使うと編み地の重さをコードが支えてくれてラクです。
なかでも使いやすいのが、チューリップの
「キャリーシーロング(carryC Long)」切り替え式竹輪針。
切り替え式(付け替え式)の何が便利?
針先とコードが別々になっていて、自由に組み合わせられます。
| 1本で長さを変えられる | コードを付け替えれば、同じ針先で帽子(40cm)にもセーター(80cm)にも使えます |
| 太い針でも軽い | 竹製なので、7mm・8mmの太さでも手が疲れにくく、糸すべりもほどよいです |
| 編みかけを休ませられる | コードの端にストッパーを付ければ、目を落とさずに保管できます |
| 収納がコンパクト | 太い棒針はかさばりますが、針先だけなら全長12cm |
サイズと組み合わせ
| アイテム | こんなときに | ショップ |
|---|---|---|
| 切り替え式竹輪針 7mm(CCJA-45) | 極太糸をざっくり編みたいとき。15号の次のステップに | ショップで見る |
| 切り替え式竹輪針 8mm(CCJA-46) | 超極太糸で、さらにざっくり編みたいとき | ショップで見る |
| 切り替え式竹輪針 13号・15号 | 並太〜極太のローゲージに。まずはここから | ショップで見る |
| 専用コード 50cm(CCJA-40) | 帽子・スヌードなど、小さめの輪編みに | ショップで見る |
| ストッパー(CCJA-44) | 編みかけを休ませるときに | ショップで見る |
針先とコードを買い足していけば、少しずつ自分のセットを育てていけます。
※ 針の号数を確かめたいときは、カッター付きあみ針ゲージ が便利です。
穴に通すだけで号数がわかります。
作品別・どちらで編む?
| 作品 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| セーター・カーディガン | ハイゲージ〜ミドル | 型くずれしにくく、長く着られます |
| ざっくりニット・ベスト | ローゲージ | 軽くて暖かく、短期間で編み上がります |
| マフラー・スヌード | ローゲージ | 空気を含んで暖かくなります |
| 帽子 | ミドル〜ローゲージ | ローゲージだとすき間ができやすいので、かぶり心地を確認して |
| 靴下 | ハイゲージ | 目が詰まっているほど丈夫で、長持ちします |
| ショール・透かし編み | ハイゲージ | 目が細かいほど模様がきれいに出ます |
「早く完成させたい」「大きな作品を編みたい」は、ローゲージが向いています。
ローゲージ・ハイゲージについてよくある質問
Q. どちらが初心者向きですか?
A. ローゲージです。
目が大きいので数えやすく、間違いにも気づきやすいうえ、
短時間で完成します。
Q. 太い針は手が疲れませんか?
A. 金属の棒針は重くなりがちです。
竹製の輪針を選ぶと軽く、編み地の重さもコードが支えてくれます。
Q. 切り替え式(付け替え式)の輪針は、何が便利ですか?
A. 針先とコードを別々に組み合わせられます。
同じ7mmの針先で、帽子は40cm、セーターは80cmと
1本で使い分けられるのが最大の利点です。
Q. ローゲージのほうが糸は少なくて済みますか?
A. 一概には言えません。
目数は減りますが太い糸を使うため、
結果的に必要量が増えることもあります。
スワッチで確かめてください。
Q. ゲージが合わないときはどうすればいいですか?
A. 針の号数を変えます。
目数が多ければ太い針に、少なければ細い針に。
詳しくは ゲージとは?の記事 をどうぞ。
まとめ
「ローゲージ」と「ハイゲージ」の違いを知ることで、
作りたいアイテムや季節に合った
糸・編み方を選べるようになります。
ゲージを意識することは、
完成度の高い作品づくりへの第一歩です。
ゲージを意識することで、
もっともっと編み物を楽しんでみませんか?
参考書籍
ローゲージの作品づくりに、参考になる3冊です。
太糸でカンタン!棒針&かぎ針編み ジャンボ針でざくざく編めるニット帽
(7mm・8mmのジャンボ針で編む帽子ばかりを集めた一冊)
かぎ針と棒針で編む帽子 太い毛糸でスイスイ編めるチャンキーニット
(太い糸のざっくりニット。棒針・かぎ針の両方を収録)
棒針編み大全 究極の棒針編みリファレンス
(ゲージや針の選び方まで載っている、手元に置いておきたい一冊)
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