前編では、
靴下編みの基本的な流れや
必要な材料についてご紹介しました。
今回は、
初心者の方が一番難しいと思われている
かかとの編み方や
仕上げの方法について解説していきます。
靴下編みの不安が少しでも解消されると幸いです!
この記事は【後編】です
つま先から編む靴下の手順を、前後編に分けてご紹介しています。
| 記事 | この回で編むところ | |
|---|---|---|
| 前編 | つま先から編む靴下の手順とコツ【前編】 | 作り目 → つま先 → 足(かかと手前まで) |
| 後編 | この記事 | かかと → 履き口 → 仕上げ・水通し |
足の長さまで編めている前提で進みます。
まだの方は、先に前編をどうぞ。
手順
かかとの流れを、先に見ておく
かかとは「減らして、また増やす」です。
形が見えないまま編むと不安になるので、全体の流れを先にどうぞ。
| やること | 目数 | |
|---|---|---|
| 1. 準備 | 輪針の片側(かかと側)の目だけを使う | 半分に分ける |
| 2. 前半 | 往復編みで、1段ごとにラップ&ターン | だんだん減る |
| 3. 折り返し | 作り目と同じ目数まで減ったら、向きを変える | いちばん少ない |
| 4. 後半 | 段消しをしながら編み戻す | 元の目数に戻る |
| 5. 完了 | 輪編みに戻る | 前と同じ |
3の「いちばん少ない」ところが折り返し地点ので、そこを目印にしてください。
かかと
かかと部分の準備
編む範囲を半分に分け、
かかと部分だけを編みます
(輪針の一方にある目)。
かかとの前半の編み方
準備の段階で
二つに分けた目を往復編みで、
一段ごとにラップアンドターンをして
編んでいきます。
かかとの後半の編み方
ラップアンドターンをしながら
作り目と同数の目数まで減らしたら、
段消しをしながら
元の目数になるまで編んでいきます。
動画で一段づつ詳しく説明していますので
参考にしてください。
↓↓↓
▶ つま先から編む靴下 Sheepl Ver. Part2【後編】を見る
ラップ&ターンでつまずくところ
| 穴があく | 段消しのとき、ラップした糸と目を一緒に編むのを忘れると穴が残ります |
| どこまで減らすか分からない | 作り目と同じ目数が目安です。前編で作った目数をメモしておくと迷いません |
| 左右で形が違う | ラップ&ターンは表側と裏側で手順が少し変わります。動画で両面とも確認してください |
足首部分
かかとが終わったら、また輪編みに戻ります。
足首の長さを調整
足首部分の長さは好みに応じて編みます。
ゴム編みで編んで、フィット感を良くしたり、
長めに編んでハイソックスにしたりと、
好みの長さまで編みます。
履き口(リブ編み)
最後に、履き口をリブ編みします。
リブ編みとは、
手編みでは「ゴム編」とも呼ばれ、
縦方向に同じ編み方が
連なっている編地です。
(例:1目ゴム編み、2目ゴム編み)
リブ編み高さ
通常2~3cm程度。
伏せ止め
靴下が締め付けられないように、
伸縮性のある伏せ止めなどを使用します。
ゴム編みをせずに
ゴムカタン糸を使って伸縮性を持たせた
伏せ方も紹介しています。
↓↓↓
▶ 【靴下】履き口がびっくりするほど簡単でキレイに出来ました
伏せ止めの選び方
靴下でいちばん多い失敗が、伏せ止めがきつくて履けないです。
| 方法 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|
| ゴム編み止め | ゴム編みの続きのように見え、よく伸びます | いちばんきれいに仕上げたい |
| ふつうの伏せ止め+太い針 | 1〜2号太い針で伏せるだけ。手軽です | はじめての1足 |
| ゴムカタン糸を使う | ゴム編みをせずに伸縮性を持たせる方法 | ゴム編みが苦手/早く仕上げたい |
ゴムカタン糸を使う方法は、動画で紹介しています。
最後に仕上げ
糸始末
とじ針を使い、
つま先(作り目)・履き口(伏せ目)の糸端を
編地に隠します。
仕上げ洗い
編んだ靴下を水通しすることで、
毛糸を整え、
編み目を安定させることができます。
以下は、水通しの基本的な手順です。
水通しに使うもの
| なにを | ポイント | |
|---|---|---|
| 洗剤 | デリケート洗剤 ユーカラン | 中性。すすぎ不要なので、揉まずに済みます |
| 洗面器 | ぬるま湯が入るもの | 30℃以下。熱いお湯は縮みのもとです |
| タオル | 水気を吸わせる用 | 絞らず、挟んで押さえます |
| とじ針 | 毛糸とじ針 | 水通しの前に糸始末を済ませます |
水通しの方法
準備するもの
中性洗剤(ウール用など優しい洗剤が最適)
洗面器やバケツ
タオル
平らな乾燥スペース(ソックブロッカーなど)
手順(1) 水を用意する
洗面器やバケツに
ぬるま湯(約30℃以下)を入れ、
少量の中性洗剤を溶かします。
ウール素材の場合は、熱いお湯を避けてください。
手順(2) 靴下を浸す
編んだ靴下をやさしくぬるま湯に浸します。
ゴシゴシ揉まず、
静かに沈めるようにして、
全体に水が行き渡るようにします。
浸す時間は5〜10分程度が目安です。
手順(3) 軽くすすぐ
洗剤の残りがないよう、
ぬるま湯で軽くすすぎます。
このときも揉まないように注意します。
数回水を替えながら、完全に洗剤を落としてください。
手順(4) 水気をとる
靴下を軽く絞るか、
タオルで挟むようにして水気を吸い取ります。
ねじると型崩れするので、
やさしく押し付ける程度にしましょう。
手順(5) 形を整えて干す
靴下を平らな場所に置き、
形を整えます。
乾燥スペースにはタオルを敷くと、
靴下が乾燥中に
伸びたり歪んだりしにくくなります。
直射日光を避け、
風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
ソックブロッカーに履かせて乾かすと
形も整って綺麗な仕上がりになります。
※ Sheeplのショップにあるのはミニソックブロッカー(長さ約10cm)で、ミニソックス用です。
注意点
縮みを防ぐ
特に温度や摩擦に注意が必要です。
急激な温度変化や激しい揉み洗いは避けてください。
Sheeplのオリジナルヤーンは洗濯機で丸洗いできます
防縮加工がしてあるので、日ごろのお手入れは洗濯機で大丈夫です。
洗濯ネットに入れてお使いください。
▶ Fingering Cotton 生地糸【ウール】中細 Double Knitting 生地糸 お試しセット
編み目を整える
干すときに編み目が均一になるよう、
指でやさしく整えると
仕上がりが美しくなります。
つまずきやすいポイント
| かかとに穴があく | 段消しでラップの糸を拾い忘れています。ここだけゆっくり、動画と見比べてみてください |
| 履き口が入らない | 伏せ止めがきついだけです。1〜2号太い針で伏せ直せば解決します |
よくある質問
Q. かかとが本当に難しいです。飛ばせませんか?
A. かかとを編まない靴下もあります。スパイラルソックスなら、まっすぐ編むだけで足に沿います。
Q. ラップ&ターン以外の方法はありますか?
A. あります。ジャーマンショートロウや、マチのあるかかとなど。違いは かかとの編み方4種類を比較 にまとめています。
Q. 履き口は何cm編めばいいですか?
A. リブ編みは2〜3cmが目安です。足首まで長くしたいときは、好みの長さまで編んでからリブに入ります。
Q. 水通しは毎回必要ですか?
A. 編み上がりの1回はしてください。編み目が落ち着いて、履き心地が変わります。そのあとは普通に洗濯で大丈夫です。
Q. 洗濯機で洗ってもいいですか?
A. Sheeplのオリジナルヤーンは防縮加工がしてあるので、洗濯機で丸洗いできます。
そのときは洗濯ネットに入れてください。
▶ Fingering Cotton 生地糸【ウール】中細 Double Knitting
Q. 2足目は何を編むといいですか?
A. 同じ編み方でもう1足編むのがおすすめです。手が覚えて、1足目よりずっと早く編めます。
まとめ
練習に最適なサイズ:
子ども用や短い靴下が簡単。
おすすめ動画や本
図解付きの解説や
YouTubeを参考にすると失敗が少ない。
シンプルに始めて、
自分だけの靴下作りを楽しんでください!
▶ 靴下編みのおすすめ本7選|初心者向け手編み靴下の入門書まとめ
編み上がったら
1足編めたら、あとはくり返しです。
次に編むものを、ここから選んでみてください。
| 記事 | |
|---|---|
| 無料パターン | リブ編み靴下の編み方/ツボシタの編み方 |
| かかとを変える | かかとの編み方4種類を比較 |
| 全体をおさらい | 靴下の編み方 完全ガイド |
参考書籍
| 手編み靴下研究所 かかとのバリエーションを集めた一冊。ラップ&ターン以外も試したくなったら。 |
|
| 手編みのソックス 著者:嶋田 俊之 2足目以降の作品探しに。 |
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増補改訂版 もっとソックニッティング さまざまなトウ(つま先)の編み方が載っています。 |
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