靴下の編み図には、
日本でよく使われる図解の編み図と、
海外のパターンで使われる英文パターンの
2種類があります。
まず、どちらの編み図かを見分ける
手に入れたパターンがどちらのタイプかを、先に確かめましょう。
| 日本の図解 | 英文パターン | |
|---|---|---|
| ぱっと見 | マス目と記号の図が載っている | 英語の文章が並んでいる |
| 最初のページ | 記号の説明 | 略語表(Abbreviations) |
| サイズ | 1サイズのことが多い | ( ) で複数サイズが併記 |
| 段の表し方 | 図の外側に数字 | Row 1/Rnd 1 と書かれる |
日本の図解の編み図
一般的な編み図は、
記号を用いた日本の編み図が主流です。
これらの図解は、
編み方の動きを
視覚的に理解できるのが特徴です。
特徴と読み方
記号が中心
各記号で、
編み方(表編み、裏編み、増目、減目など)を
記載しています。
編む方向が示されている
つま先から編むか、
履き口から編むか、
図解に矢印で編む方向が
書かれていることが多いです。
理想的な理解方法
記号表をチェック
編み図には必ず
「記号の説明」が載っています。
それを見ながらゆっくり進めてください。
マーカーを活用
編んでる途中で、
どこまで進んだかわかるように、
目数マーカーを活用しましょう。
▶ ねこたま×Sheepl 目数リング(20個入) チューリップ 段かぞえマーカー
靴下の図解でよく出る記号
靴下は同じ編み方のくり返しが多いので、
出てくる記号はそれほど多くありません。
| 記号 | よび方 | 靴下のどこで使う? |
|---|---|---|
| | | 表編み | ほぼ全体 |
| − | 裏編み | 履き口のゴム編み |
![]() |
左上2目一度 | つま先・かかとの減目など |
![]() |
右上2目一度 | つま先・かかとの減目など(左右対称に) |
| ○ | かけ目 | 透かし模様 |
| ∨ | すべり目 | かかとの補強、模様 |
英文パターン
海外の編み図は、
文章で手順を説明する英文パターンが一般的です。
この形式は文字情報が中心なので、
日本の図解になじみがある方には、
最初は少し難しいかもしれません。
特徴と読み方
略語が多い
編み方は略語で書きます。
K 表編み
P 裏編み
yo かけ目(糸をかける)
k2tog 左上2目一度
などなど。
英文パターンでは、
略語表が
パターンの最初に記載されていることが多いです。
段階ごとに指示
「Row 1 k all」などと書かれており、
1段ごとの指示に従って編み進めます。
靴下の場合は、
各セクション(部位)ごとに分けて書かれています。
サイズを複数記載
1つのパターンで
複数のサイズが書かれていることがあり、
例えば「(S, M, L)」のように
サイズごとに目数等が書かれています。
必要なサイズを読み間違えないように
気をつけましょう。
靴下でよく使う略語 早見表
英文パターンの略語は数え切れないほどありますが、
靴下で使うのは大体このくらいです。
| 略語 | もとの英語 | 意味 |
|---|---|---|
| k | knit | 表編み |
| p | purl | 裏編み |
| yo | yarn over | かけ目 |
| k2tog | knit 2 together | 左上2目一度(1目減る) |
| ssk | slip slip knit | 右上2目一度(1目減る) |
| m1 | make one | 増し目(1目増える) |
| sl1 | slip 1 | すべり目(編まずに移す) |
| wyif | with yarn in front | 糸を手前にして |
| pm | place marker | マーカーを入れる |
| rep | repeat | くり返す |
| st / sts | stitch / stitches | 目/目(複数) |
| rnd | round | 段(輪に編むとき) |
| CO / BO | cast on / bind off | 作り目/伏せ止め |
k2tog と sskは対になっているので、セットで覚えると混乱しません。
靴下の英文パターンは、部位ごとに分かれています
靴下のパターンは、足のどこを編んでいるかに区切って書かれます。
見出しの英語を覚えておくと、いま自分がどこにいるかがすぐわかります。
| 見出し | 部位 | 編み方 |
|---|---|---|
| Cuff | 履き口 | ゴム編み |
| Leg | 足首 | まっすぐ編む |
| Heel flap | かかとの平らな部分 | 往復に編む |
| Heel turn | かかとのカーブ | 引き返し編み |
| Gusset | かかと横の三角 | 減目して目数を戻す |
| Foot | 甲 | まっすぐ編む |
| Toe | つま先 | 減目して閉じる |
※ つま先から編むパターンでは、Toe → Foot → Heel → Leg → Cuff の順になります。
サイズの読み方でいちばん多い失敗
英文パターンでは、複数サイズがカッコの中に並ぶ形で書かれます。
| 書き方 | 読み方 |
|---|---|
| CO 60 (64, 68) sts | Sは60目、Mは64目、Lは68目を作り目する |
| Knit 5 (6, 7) rnds | Sは5段、Mは6段、Lは7段編む |
最初の数字がいちばん小さいサイズ、カッコの中が順に大きいサイズです。
印刷して、自分のサイズの数字だけ全部に丸をつけるのがおすすめです。
編んでいる途中で読み間違えることがなくなります。
英文パターンに挑戦してみよう
基本の略語を覚えよう
「k」「p」「k2tog」「ssk」など
日本語をゆっくり訳す
無理に一気に理解しようとせず、
わからない単語は調べながら進めましょう。
とてもわかりやすい書籍は
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▶ 編みもの「英文パターン」ハンドブック(西村知子)|Amazon
図解と英文パターンの違いまとめ
| 項目 | 日本の図解 | 英文パターン |
|---|---|---|
| 表現方法 | 記号と図で視覚的に示す | 文章で編み方を説明する |
| 初心者の難易度 | 簡単 | 少し慣れが必要 |
| 必要なスキル | 記号の意味を覚える | 略語の解読と理解 |
| 良い点 | パッと見て全体がわかる | サイズが細かく記載 |
つまずきやすいポイント
| k2tog と ssk を取り違える | どちらも1目減りますが、傾きが逆です。つま先の左右で入れ替わるので、見分けがつかないと形が崩れます |
| Row と Rnd を読み飛ばす | Row=往復、Rnd=輪です。かかとだけ往復に編むので、ここで切り替わります |
| カッコのサイズを混ぜる | 途中で別のサイズの数字を読んでしまうのが、いちばん多い失敗です |
| *〜* のくり返しを見落とす | *から*までをくり返す、という指示です。「rep from * to end」なら段の終わりまでくり返します |
| 目数が合わない | 各段の終わりに「(60 sts)」とそのときの目数が書かれていることが多いので、そこで必ず数えてください |
初心者へのアドバイス
最初は
日本の図解の編み図で
練習するのがおすすめです。
編み図に慣れたら、
英文パターンに
挑戦すると理解が深まります。
まずは基本の靴下を
編んでみましょう
英文と日本語訳、両方ついたパターンで練習する
いきなり英語だけのパターンは、やはりハードルが高いものです。
同じ作品の英文と日本語訳が両方そろったパターンがあると、答え合わせをしながら読み進められます。
| パターン | 内容 | ショップ |
|---|---|---|
| Diamond Mesh Socks(英文+日本語訳) | 同じ靴下の英文パターンと日本語訳がセット。訳し方を確かめながら読めます | 見る |
| Diamond Mesh Socks(英文のみ) | 慣れてきたら、英文だけで挑戦 | 見る |
日本語のパターンから始めたい方は、こちらもどうぞ。
▶ リブ編み靴下の編み方|初心者向け無料パターン(無料)
よくある質問
Q. 英語が苦手でも英文パターンは読めますか?
A. 読めます。出てくる単語は決まった略語だけで、文法もほとんど使いません。上の早見表にある十数語で、多くの靴下パターンが読めます。
Q. 日本の図解と英文パターン、どちらが正確ですか?
A. どちらも正確です。伝え方が違うだけで、図解は形が見えやすく、英文はサイズ展開が細かいという違いがあります。
Q. 略語を覚えるコツはありますか?
A. 覚えようとせず、1作品を訳しながら編むのがいちばん早いです。同じ略語が何度も出てくるので、2足目には見なくなります。
参考書籍
英文パターンを読めるようになりたい方へ。
| 編みもの「英文パターン」ハンドブック 西村知子さんの定番。まず1冊選ぶならこちらです。略語の意味と、実際の読み進め方がていねいに載っています。 |
|
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| おしゃれな世界のニットレシピ -英語パターンでたのしく編もう 海外パターンの作品集。編みたいものから入りたい方に。 |
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